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カテゴリー「グリップエンドの補修」の検索結果は以下のとおりです。

グリップエンドの補修

ラケットを使ってて、グリップエンドがぐにゃぐにゃするとか、ギシギシ言うとか在りませんか。
私はグリップエンドに指を引っ掛けて打つので結構そうなります。
歴代のラケットのほとんどはそうなってしまいました。
実はベア改2も、一度使っただけでぐにゃぐにゃになってしまいました、純正のグリップを外してしまったのが原因と言われれば、それまでなんですが・・・・・
といったわけで、私の修復方法及び補強方法を掲載します、参考にして見てください。

グリップエンド自体はタッカ(ホッチキスの多きやつ)で止まっています。
大概はグリップの面に対して、4本(2本の場合もあります)で止まっていて、その上に純正のグリップを両面テープで巻きつけてあります。
つまり、タッカと両面テープの粘着が強度となります。
しかし、粘着力低下又はタッカの止まってる穴が大きくなると、ぐらぐらしてきます。
ではどうするかっていうと、接着剤で補強するんですが、そのままだとまたすぐにぐらぐらになりそうなので、ちょっと手を加えます。

まずはグリップテープを外します
ファイル 161-1.jpg
ちょっと汚いのは、前回の加工時にアルミの粉が付いたからです。
グリップエンドには、タッカが4面に打ち付けてありました。

タッカを抜き、グリップエンドを外します。
ファイル 161-2.jpg
結構穴が大きくなっています。
グリップ部分の素材は、発泡ウレタンだそうです、表面は硬いんですが、
中は柔らかいです。

グリップエンドに穴を開けます。
ファイル 161-3.jpg
グリップエンドの横の面に、貫通穴をいくつも開けます。
私はキリを使いました、1つの面に3~5個の穴を開けます。
ここがミソです、十分貫通させてください。

グリップエンドの補修2

さて接着剤の登場です。
ファイル 162-1.jpg
弾性接着剤です、硬化して硬くなるんですが、弾性があり衝撃に強いです、
瞬間接着剤を使うと、衝撃でパキッって外れる可能性がありますので、お勧めしません。
この接着剤は、実用強度になるのに24時間程かかります、多少時間は掛かりますが、待ちましょう。
エポキシ系の接着剤をお持ちの方は、そちらを使用されたほうが強力な接着が出来ます、今回は試験的にこのタイプを選んで見ました。

接着剤をグリップ及びグリップエンドに塗ります。
ファイル 162-2.jpg
グリップ及びグリップエンドに接着剤を塗ります。
グリップエンドの底部分に多めに塗るのがミソです。

グリップエンドをグリップへ差し込みます。
ファイル 162-3.jpg
写真では良く見えないかもしれませんが(透明タイプの接着剤なので)、接着剤が
穴からむにゅ~って出てきてます、これがポイントです。
実は、グリップエンドの接着面だけではなく、この穴に入った接着剤が硬化してタッカ
の代わりの強度を確保してくれるはずです。
そんなん。、タッカをいっぱい打てばいいじゃんって言われそうなんですが、タッカをたくさん入れれば入れるほど、クラックを入れているのと同じです。
事実私は、無改造のラケットのグリップが真ん中部分で折れました、中のシャフトは折れていないのですが、グリップは粉々でした。

タッカを付ける
ファイル 162-4.jpg
はみ出した接着剤をふき取り(穴の中まではふき取らないで下さい)、タッカを元に戻します。
この状態で24時間置き、完全に接着するのを待ちます。

後は接着が確認できたら、グリップテープを巻くだけです。

余談です

硬式テニスのラケットの場合、このグリップ部分の発泡ウレタンを削っていくと、バランスウエイトが出てきます。
フレッシュテニスのラケットは解りませんが、市販のテニスラケットはここのバランスウエイトの位置を調整して、スイングウエイト(*1)を調整するようです。

*1:スイングウエイト

スイングウエイトとは、グリップエンドから見たヘッド部分の慣性モーメントのことです、テニスラケットの場合はスイングウエイトを使います。
測定方法や計算式は違いますが、慣性モーメントの算出という点ではスイング指数と同じような物だと思っていただいて結構です、測定はスイングテスターにより行なわれます。

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